就活(就職活動)では、第一印象で好印象を与えることが重要です。髪型などの身だしなみはもちろん、メイク次第で第一印象がよくなることも、悪くなることもあります。就活で行うメイクは、通学やお出かけの際に行うメイクとは異なると認識しておきましょう。
ここでは、面接官が注目しているメイクのポイント、おすすめのメイク方法や注意点を紹介します。
就活ではナチュラルメイクが定番!その理由とは?
一般的に、就活のメイクはナチュラルメイクが定番であるといわれています。日頃からトレンドメイクやおしゃれを楽しむ女性であれば、マスカラやつけまつげ、トレンドカラーのチークやリップを取り入れたいと考えるでしょう。
面接官が同年代であれば、あたたかい目で見てくれる可能性もあります。しかし、面接官は「トレンドをおさえたメイクをしている」「流行に敏感でおしゃれな女性」といった面で、就活生の採用・不採用を決定しません。
社会人としてのマナーを、身に付けることができるかどうかで判断します。面接にトレンドメイクで参加をする人間は、社会人になってもマナーを身に付けることができないと判断されるのです。 そのため、就活の時だけでも、ナチュラルメイクを行うべきでしょう。
ノーメイクNGな理由とは
日頃ノーメイクで過ごしていて、メイクに関する知識がない人や、就活の際に初めてメイクに挑戦する人も多いのではないでしょうか。ナチュラルメイクが最適であるというのであれば、ノーメイクでも問題がないと考える人もいるでしょう。
メイクは女性のたしなみ!
多くの企業では、メイクをすることは女性の身だしなみであるという認識があります。そのため、社会人の女性がノーメイクで重要な仕事に挑むというケースは、極めてまれであるといえるでしょう。就活では、採用したあとの仕事ぶりも想像され、採用・不採用が決定されます。面接時にノーメイクでは、「身だしなみに気を使えない人物である」と判断されることもあるのです。
また、メイクには、かわいく美しく見せるというだけではなく、健康的で明るい表情に見せる効果も期待できます。表情が明るい就活生と、ノーメイクでぼんやりとした表情の就活生では、明るい表情の就活生が優位になることは明白です。
第一印象を含め、さまざまな理由から、ノーメイクで就活に挑むことは避けるべきであると判断できます。第一印象や、採用されたあとの仕事についてもよい想像をしてもらうためにも、ナチュラルメイクの方法を習得する必要があるでしょう。
就活メイクに向けた準備
就活メイクは、ナチュラルメイクで清潔な印象を与えることが大切です。就活前、就活中に意識すべきポイントを見ていきましょう。
まず、日々の スキンケアを行い、ベースとなる肌を整えることです。 ナチュラルメイクで清潔感と好印象となる表情を作るためには、メイク道具を揃えるだけではなく、肌を整える必要があります。肌を整えるためには、スキンケアが重要です。肌がととっていない場合、メイクの崩れや、ナチュラルメイクでは隠せない肌トラブルを起こす可能性があります。
肌のきめが整っているだけでも、メイクの崩れを予防できるのです。冬は乾燥によって皮脂が過剰分泌され、ニキビなどの肌トラブルを起こす可能性が高くなります。毎日のメイクをしっかりとクレンジングで落とし、化粧水と乳液で保湿をしましょう。
メイク用品を選ぶ際のポイント
ベースとなる肌のケアを行いながら、就活に最適なメイク用品を揃えます。
1.肌質にあうファンデーションを選ぶ
たとえば、乾燥肌の場合には、保湿効果も期待できるクリームファンデーションやリキッドファンデーションを使用します。上から優しくパウダーをのせると、メイクが崩れにくく長持ちするでしょう。
薄く塗るだけでも十分な艶が出るため、厚塗りをしないように注意が必要です。ナチュラルさと大人っぽさを重視する場合には、パウダータイプを使用します。
マットな仕上がりになるため、落ち着いた印象を与えるタイプのファンデーションです。クレンジングにも時間がかからず、クリームファンデーションやリキッドファンデーションよりも肌への負担が少なくなります。
2.笑った時の印象をよくするリップを選ぶ
ベースメイクの次に重要な部分が、リップです。ほほ笑んだ際の印象を強くするためにも、唇の形を作ることが重要です。
口紅は、肌の色に合う色を選択することも大切なポイントとなります。
就活のスーツや髪色、髪形に合わせた際に浮かないよう、淡いピンクやマットな仕上がりになる口紅を選択することがポイントです。リップは、メイクの中で最も鮮やかな色を入れる場所でもあります。浮かないようにすること、華やかな印象を与えることの2つを意識して、最適な色を選びましょう。
3.自分にあった眉毛がかけるアイテムを選ぶ
ナチュラルメイクを仕上げるためには、眉も重要になってきます。特に、眉の形は人相を左右します。さがった眉は暗くマイナスな印象を与え、あがった眉は気の強い印象に、眉頭が近いと隙のない印象になるのです。眉は、輪郭をはっきりと書くのではなく、ぼかして仕上げるとナチュラルな印象になります。
眉メイクアイテムの中でも、パウダーアイブロウは、少しずつ眉の形を作ることができるアイテムです。パウダーアイブロウで形を作ったあと、薄い部分をペンシルタイプのアイブロウでくわえるようにすると、簡単に理想の眉を作ることが可能です。
4.アイシャドウやチークは、ほとんど必要ない
普段のメイクだったらアイシャドウやチークをどうしようかと考えて力を入れてしまいますが、就活の場合は、簡単に済ませるだけでOKです。もし健康的に見せたい場合には、オレンジのチークを薄く、アイシャドウを入れる場合はブラウン系を選んで使うといいでしょう。
就活に最適なナチュラルメイクの方法
メイクは、全体のバランスを見ながら、1つ1つのパーツを丁寧に作り上げていくことがポイントです。トレンドメイクにこだわっている人や、ノーメイクで過ごしていた人の場合、ナチュラルメイクのポイントを抑えて練習をする必要があります。
パーツごとに、ナチュラルメイクの方法を見ていきましょう。
アイライン
メイクをするパーツの中で、最も重要な部分は目元であるといえます。面接官と会話をする際に、必ず視線が向けられる場所であるためです。アイラインを引く際には、囲み目や猫目、たれ目メイクを避け、ラインは綿棒やブラシでぼかします。
ブラウンやネイビーなど、比較的ナチュラルな印象を与える色を使用することがポイントです。メイク初心者の場合は、アイラインを引くことが難しい場合もあります。
代用品として、アイシャドウを使用するという方法が有効です。濃いブラウンを使用し、チップを利用してまぶたにのせます。下まぶたにのせると不自然になるため、アイシャドウで代用する場合には上まぶたのみに使用することが大切です。
マスカラ
マスカラは、1度塗りを基本としてナチュラルに仕上げます。
マスカラを2度~3度塗りすることで、まつ毛が太く長く見え、派手な印象を与えてしまうためです。「ビューラーであげたまつ毛を維持するため」というイメージで、マスカラを使用しましょう。
眉
表情の印象を左右する眉の書き方には、3つのポイントがあります。
1つ目は眉頭と目頭のラインを揃える。
2つ目は眉山と目尻のラインを揃えることです。
3つ目に、小鼻と目尻の延長線上に眉尻が来るように仕上げます。
3つのポイントを抑えると、自然で好印象を与える眉に仕上がるのです。
リップ
リップメイクは、女性らしい華やかな印象を与えるために重要なポイントとなります。リップライナーで輪郭を囲み、コンシーラーを使用して唇の色をリセットすると、口紅の色を鮮やかに見せることが可能です。
就活メイクの仕上がりが就活成功につながる可能性も
一般的に、人間は「見た目が9割」といわれています。見た目の自信があるなしにかかわらず、見た目は印象を左右するポイントです。 就活の場面においては、履歴書にある証明写真の印象と、数分間の面接で採用・不採用が決定します。
そのため、特に見た目が重要となる場面なのです。 就活にふさわしい見た目を作ることが、希望の会社に採用されることにつながるともいえます。第一印象でよい印象を与えるメイクをしたうえで、自分の強みをアピールすることが重要です。書類選考、短時間の面接を通過するために、就活向けのメイク方法を身に付けましょう。