夏の暑さが過ぎた頃から、少しずつ木々の色が赤や黄色などに変わっていきますね。場所によってその時期は違いますが、自然が好きな人は紅葉狩りへ出かけるのも楽しいでしょう。
しかも紅葉狩りをすることでフィトンチッドという物質が活発化され、健康や美容に良い効果があるといわれているんです。全国にはさまざまな紅葉狩りのおすすめスポットがありますね。
今回はその中でも厳選した8つのおすすめ紅葉狩りスポットをご紹介したいと思います。
ロープウェイから見渡せる『那須高原』の紅葉 @栃木県
紅葉狩りのおすすめスポット1つ目は、栃木県那須郡にある「那須高原」です。
那須高原は那須連山の裾野にあり、特に、主峰である茶臼岳の山腹から山頂まで移動できるロープウェイから見る眺めが非常に美しく、見応えがあります。
いつが見ごろ?
那須高原の紅葉狩りのおすすめ時期は、10月上旬~中旬頃。紅葉の色がつき始めるのは9月下旬頃からなので、混雑するのを避けたい場合には少し早めの時期に出かけてもいいでしょう。
ナナカマドやダケカンバ、ドウダンツツジ、モミジなどが紅葉しているのを見ることができますよ。
ココがおすすめ!
栃木県で最も標高が高い位置にあるという弁天吊橋は、紅葉狩りのビューポイントです。さらに、姥ヶ平は那須連山で最も有名な紅葉狩りスポットとなっています。
カエデやナナカマドなどの赤色に色づいた木々とクマザサ・ハイマツなど緑色の木々が混ざりあい、まるで錦絵のような美しさだといわれています。
アクセス
那須高原には無料の駐車場もあるので、車で出かけることが可能です。その場合、東北自動車道那須ICから約30分で到着できます。
また、公共の交通機関を利用する場合はJR黒磯駅からバスに乗って約60分、那須ロープウェイ山麓駅で下車です。
真っすぐ伸びる道路との対照が美しい『メタセコイア並木』 @滋賀県
紅葉狩りのおすすめスポット2つ目は、滋賀県高島市の「メタセコイア並木」です。
こちらで紅葉する木は名前につけられているようにメセコイアで、マキノピックランドからマキノ高原への約2.4kmの道の両側には、約500本のメタセコイアが植えられているんです。
いつが見ごろ?
11月中旬頃から色づき始め、11月下旬~12月上旬頃に見頃を迎えます。
ココがおすすめ!
おすすめスポットはスタート地点であるマキノピックランドから見る並木道。まるで円錐のような形に見えるメタセコイアの並木道とまっすぐにのびている道路の対照的な風景は絶景です。
ちなみにメタセコイアの紅葉は真っ赤になるのではなく、どちらかといえばレンガ色に近いような色で、時間帯や見る角度によって少し風合いが変わります。
1994年には新聞社の「新・日本の街路樹百景」にも選定されています。
アクセス
メタセコイア並木までは、JRマキノ駅からマキノ高原行きタウンバスに乗り、ピックランドで下車してすぐです。
車で行くときは、名神高速道路の京都東ICから約1時間30分で到着となります。
日本一早く紅葉する『大雪山』 @北海道
紅葉狩りのおすすめスポット3つ目は、北海道上川郡にある「大雪山」です。
大雪山は日本で1番早い紅葉スポットとして有名ですね。
いつが見ごろ?
9月初旬から色づき始め、同月中旬~下旬にかけて見頃となります。
大雪山ではモミジなどの赤色の木々が非常に目立ち、その中にイチョウの黄色や針葉樹の緑色が混ざっていて、かなり写真(インスタ)映えするスポットと言えます。
ココがおすすめ!
特に赤岳登山口にある銀泉台は紅葉の名所とされており、一度は見ておきたい場所。銀泉台は大雪ダムから赤岳方面に進む観光道路の終点になっています。
赤岳へと向かう登山道の入口ウラシマツツジやウラジロナナカマド、チングルマなどの木々が美しく山全体を彩ります。
登山口から約30分の場所にある第一花園の下に見える紅葉は、まるで美しい天然の絨毯のように斜面いっぱいに広がっています。
アクセス
大雪山へのアクセスは、車なら旭川紋別自動車道の上川層雲峡ICから国道39号経由で銀泉台まで約60分となっています。駐車場も無料のものがあるので安心です。
公共の交通機関の場合はJR上川駅から層雲峡温泉までバスで約30分移動し、層雲峡温泉から銀泉台まで車で約40分の移動です。
ただ、道道銀泉台では、9月15日~24日までマイカー規制があります。その間は大雪レイクサイドの臨時駐車場からシャトルバスが運行されるので、これを利用するのもいいですよ。
日本3大名園の1つである特別名勝『兼六園』 @石川県
紅葉狩りのおすすめスポット4つ目は、石川県金沢市にある「特別名勝兼六園」。兼六園は日本3名園の1つです(他、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園)。
いつが見ごろ?
例年11月上旬から色づき始め、12月上旬頃まで紅葉を楽しめます。シーズン中の夜間にライトアップもされるため、日中とは違う幻想的な紅葉狩りを体験できるのです。
兼六園にはモミジ類が約340本、桜が約420本、ケヤキが約60本、ニシキギやドウダンツツジなどその他の木々も植えられています。
ココがおすすめ!
徽軫灯籠の辺りは、特に美しい風景だと評判です。この徽軫灯籠は兼六園の写真でよく見かけるもので、絵葉書などにも使われる撮影スポットとなっています。
霞ヶ池の北岸にあり、燈籠のそばには古いモミジ、曲水にかけられている虹橋など、まるで絵に描いたような景色です。
アクセス
兼六園へのアクセスは、車なら北陸自動車道の金沢西ICや金沢東ICからであれば約30分、金沢森本ICからであれば約20分で到着できます。有料駐車場がありますが、混雑時は駐車しにくいので、公共の交通機関を利用して出かけるのも良いでしょう。
公共の交通機関の場合は、JR金沢駅から北陸鉄道バスで兼六園下・金沢城で下車してすぐですよ。
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